ちょっとそこまで・・・でも鍵は絶対に必要
昔は玄関を開けてゴミだしにいって、ご近所さんと30分ほどお話して帰宅しても、空き巣などの心配をするようなことも少なかったのですが、最近はちょっとゴミだしという数分の間でも、必ず鍵をかけるようにといわれます。
防犯意識は特に家庭を守る主婦にこそしっかりつけてほしいのですが、残念なことに「外出する時鍵をかけない主婦」実に48%近くいるという調査結果があります。
しかもこの調査、田舎ではなく東京、大阪、愛知などの都市部ですから、本当にびっくりしてしまいます。
空き巣に壊された鍵の交換など、仕事で依頼されていっていた立場としては、鍵をかけていてもこうした被害にあう事があるのに、鍵をしないなんて空き巣さんどうぞ入って下さいといわんばかりです。
ちょっとの時間、ということでも必ず施錠するようにと、交番のお巡りさん、警邏中の方などにいわれているはずなのに、5分以上という外出になっても約32%の方が鍵をしないという事に驚きというか、この余裕は一体なんだろう?と疑問を感じてしまうのです。
ちょっとの時間だから、空き巣被害なんてきかないから、高層階だから
なぜ施錠しないのか、というと、多くの方がちょっとの時間だもの、いちいち施錠なんてしないという意見もありますし、そもそもこの辺りで空き巣被害なんて聞かないという意見もあります。
また高層階だから空き巣なんて入る訳がないでしょ?という方もいます。
しかし高層階でオートロックだから安心という事はありません。
すでに逮捕されていますが、かなりの高層マンションで屋上からつたっておりてきて、ベランダから窓ガラスを割って侵入したという強者もいるのです。
またちょっとの時間だからという人もいますが、空き巣は5分あれば仕事を完了しますし、空き巣被害なんてないからという場合も、空き巣被害にあったという事をあなたが知らないだけかもしれないし、すでに隣町まで被害が出ている可能性だってあります。
空き巣被害の多くが、鍵のかかっていない玄関からの侵入
空き巣からしてみれば、窓の鍵部分をガラスカッターで切って侵入するとよりも、ピッキングを行って時間をかけて鍵を開けるというよりも、鍵が開いていればそれに越したことはないのです。
何の苦労もなく侵入できるので、鍵が開いている家こそ、空き巣、忍び込みからするともっとも仕事がサクサク進む家という事になります。
空き巣にしても忍び込み(人がいても食事や就寝中に侵入し盗みを働く)などは、最初にこの家はどういう家かな?とした調べに来てから侵入します。
そのため、いつも鍵が開いている防犯意識の低い家というのは、すでに調べがついていて、狙ってきているのです。
意識して、常に施錠!を心がけている家、防犯意識が高いと感じる家は空き巣も侵入が面倒と考えて避けるものです。